寝起きに体験したふしぎ

2023年2月某日。

夜中にハッと目が覚めると、すぐ横のカーテンに大きな赤いクモがいた。15cmくらいの。

わたしはびっくりしてベッドから抜け出しとりあえずクモから距離を置いて、この状況を寝起きのぼんやりとした頭で整理した。

普段はビビりな性格で驚くことが大嫌いだけど、唐突に起こったことに対しては、意外と冷静に判断できるものだ。

すぐに「これは夢だな」と確信した。だってあまりにもでかすぎるし、どうしてクモがここにいるんだい？…いや、ありえない。

そう思いながらも再びクモに目をやると、カーテンに沿って歩き始めていた。まもなく端に到達し、裏側へと隠れてしまった。

勘弁してくれ。もう眠れないじゃん。まだ5時なのに。怖すぎる。

暗い自分の部屋を立ち尽くしながら、夢であってくれと願いを込めて自分の頰をつねった。夢か現実かを確認するのに頰をつねるなんて、そんな漫画みたいなこと初めてやった。ちなみに頰は痛かった。現実である。

本当に怖かったけれどそれ以上に眠かったので、再びベッドに戻って眠りについた。(よく眠れたな…と今になって思う)

翌朝、通勤中に「寝起き 幻覚 蜘蛛」🔍で検索してみたら、同じような体験してる人が割といた…！

どうやら出眠時幻覚(幻視)という睡眠麻痺らしい。

人間の仕組みとか、睡眠、夢についてのふしぎなことって沢山あるけれど、とりあえず今はあのクモが本物じゃなかったならば何でもいい。

だけど、幻視とはいえこの目で巨大なクモを見ているので、数日はカーテンを開けるのが怖かった。

また別の日、両腕と腹部をものすごい圧力で押さえつけられているような感覚で目覚めた。

苦しい。動けない。このまま殺られる…！

窮地に陥りながらも落ち着いて考える。

そうだ、これはきっと金縛りだ！そう確信するとまもなく楽になってきて、解放された。ああ怖かった。

これも一種の睡眠麻痺なんだって。

朝まで穏やかに眠りたいよわたしは。とはいえ平日は疲れてお風呂で寝落ちしたり、休日は夜ふかししたりもするので、まずは規則正しい生活をしなきゃいけないんだろうなぁ。

2023.02.24

付き合ってもいないのに振られたような感覚。

マッチングアプリって残酷だな。

28歳。平日は自宅と職場の往復をするだけの日々で、出会いがない。そろそろ真剣に将来を考えるようになったのでアプリを始めた。

アプリに登録している人のプロフィール欄を読んでいると大抵そんなことが書いてあるけれど、まさにわたしもそんな状況だった。

初めてアプリを始めたのはコロナ前になる。わたし、4年弱もやっているんだ…。気持ち悪いな。

さすがにずっと同じアプリに生息しているわけではなくて、登録、退会、違うアプリに登録、また退会、ちょっと休憩してまた登録…みたいな感じでダラダラと続けている。

アプリではいろんな人に出会った。メッセージのやり取りの難しさも知った。たとえそれが上手く行っても、そして実際に会えたとしても、次会ってくれるかは分からない。どんなに自分が楽しくても、相手がどんなに楽しそうに笑っていても、だ。

わたしは楽しかったよ。次はどこどこに行きましょう！ってお話も一緒にしたじゃん。あの時間は何だったの？

そもそも人に期待しすぎる傾向にある自分には、アプリ(というか婚活)は向いていないかもしれない。

相手にだって事情はあるだろうし、イメージしていた人物と実際のわたしがかけ離れていたのかもしれない。それはある。わたしブスだし。

何のためにやっているんだろう。大体、人生の伴侶をスマホアプリで探すって何なんだ…。

でも自然な出会いを待っていられるほど時間に余裕はない。こうしている間にも30歳はじわじわと近づいてきているのだ。

結婚したい？子供ほしい？もはやそんなことすら分からなくなってきた。自分について考えることが嫌いだ。自分を好きになったことなど一度もない。顔も、性格も、ほんと勘弁してほしい。

女も一人で生きていくことのできる時代というけれど、馬鹿で寂しがりなわたしには到底無理だと思う。ってことは結婚しなきゃだよね。婚活、続けないとだよね。。

生きていくって本当に面倒(ごめんなさい)。例えば人生の中で得意なこと、打ち込めること、大好きなこと、生きがいが1つでもあったら良かったな。そしたらもう少し自分に自信がついていただろうし、気分もウキウキしているだろうな。

これからの自分のこと、将来のことを考えただけで泣きたくなってくる。

この世で結婚して子どもがいる人ってすごいんだなと思う。本当に奇跡だと思うし尊敬します！これからも頑張ってください！わたしには無理(^^)！